ピラティスの翌日、体がだるいと感じるのはなぜ?


筋肉疲労と脳疲労のため、翌日だるさが残る場合があります

ピラティスは、誰でも無理なくできるエクササイズですが、ピラティスの翌日に体がだるいと感じる方もいます。インナーマッスルに負荷をかけていくので、筋肉疲労を起こすことが一要因と考えられます。筋肉に負荷がかかると傷ついて炎症を起こし、乳酸という疲労物質が生成され、溜まるため疲労やだるさを招くのです。

ただ、日常的に運動している方だと筋肉痛は起こりにくいですが、インナーマッスルは普段使わない筋肉なので、だるさを覚えることもあります。また、脳の視床下部にある自律神経を酷使したことで起こる、脳疲労も原因と言われています。

ピラティスの呼吸法は胸式呼吸を用い、自律神経の中でも体を活動的にする交感神経を優位にさせる作用があると言われています。交感神経が優位になると、呼吸が荒く心拍数も多くなり、汗をかいて血圧も上昇します。

自律神経は、生命維持のために体の機能を調整させる働きを担い、酸素を多量に消費して、細胞を酸化させる活性酵素を生成します。活性酵素が自律神経の働きを阻害し、機能しにくくなるため脳疲労を起こし、体がだるく感じることもあるのです。

だるいと感じなくてもオーバーワークには要注意

慣れてくるとピラティスを行っても、筋肉痛やだるさは感じないという方も出てきます。体が大丈夫だと思って急にレベルアップしたいという方もいるかもしれません。

ピラティスはインナーマッスルを鍛え、姿勢が良くなるなど様々な効果がもたらします。しかし、無理にやりすぎると疲労が溜まって、体調不良を招くことがあるので要注意です。

ピラティス中は、インナーマッスルに効いて気持ち良くなり、すっきり感があります。ランナーズハイと似たような感覚で、脳内にエンドルフィンなどのホルモンが分泌され、脳が麻痺して体を駆使することを心地よいと錯覚してしまうからです。

ピラティスの翌日も疲労感やだるさなどを感じないですが、疲労は消えたわけではないので、脳内に隠れてどんどん蓄積されていきます。結果的に自律神経のバランスが乱れ、頭痛やめまい、イライラ感などの体の不調を感じるため注意が必要です。

ピラティス後は疲れを溜めないためにしっかり休息をとりましょう

ピラティスは、確かに筋トレなどの激しい運動とは違います。しかし、やはり普段使わないインナーマッスルを鍛えるエクササイズなので、ピラティス後は体が疲労します。

翌日だるさが残るという場合は、休息が不足している可能性があるでしょう。疲労により生成された活性酵素は、自律神経の働きを妨げますが、睡眠によりダメージ回復が進みます。そのため、しっかり睡眠時間を確保し、睡眠のリズムを乱さないようにしましょう。

ピラティスを行っても、全く疲れを感じないというのは錯覚です。 インナーマッスルを鍛えているので、筋肉や自律神経は多少なりとも疲労しているので、きちんと休息をとるようにしてください。

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