ピラティスは全身の不調(慢性的な体のこりや痛み、疲れやすさから心の不調まで)を改善することができると聞いて、はじめたいと思う方も多いのではないのでしょうか。
今回はそれらが改善する理由を、ピラティスでの背骨の動かし方によるものから説明していきます。
体を動かすことを主とするピラティスですが、なぜなかなか良くなることのなかった様々なお悩みの改善・解消に役立つのか、その秘密は「脊骨を細かく丁寧にコントロールし動かしていくこと」にあります。
目次
背骨が不調を改善に導く鍵に?
背骨には全身の器官や臓器につながる自律神経が通っています。
活動的な時間帯に優位になる交感神経は主に胸椎と腰椎
体を休めるときに優位になる副交感神経は主に頭と仙骨に存在します。
また、自律神経がない箇所もあり、そこへの刺激はダイレクトに脳幹にまで届きます。
脳幹とは、生命維持のために重要な活動をしている
呼吸中枢、循環中枢、消化中枢、排尿中枢などが存在する脳の一部です。
そのため脳幹を刺激し活性させることで、内臓全体の調整ができるのです。
頸椎と腰椎の下部〜仙骨上部がその部分にあたります。
ピラティスでは普段意識を向けて動かすことのないような背骨に繊細に意識を向けて動かしていきます。
それにより内臓の調整が起こったり、自律神経のバランスが調整されたりする結果、身体全体の不調が改善されていくと考えられています。
体の中心を通る背骨に意識を向けてみると、今までの悩みが解消されていく道がひらけていくようです。
コメント