こんにちは!
今日は、筋肉量が低下すると糖尿病を引き起こしやすくなることについてお話しします。
歳を重ねるごとに、何もしなければ全身の筋肉はどんどん衰えていきます。これは老化現象です。
そして筋肉量の低下、筋力不足は糖尿病の発症や悪化に深く関係していることが知られています。
筋肉と何の関係があるの?
それではこの二つの関係性はどのようなものなのか知っていきましょう。
筋肉というのはエネルギーの貯蔵庫で、血糖値の調整を行う働きがあります。筋肉量が減ると、ブドウ糖を貯める場所が亡くなってしまい、血糖値は上昇しやすくなってしまいます。また、糖尿病を患うとインスリンが十分に働かなくなるため、筋肉細胞の増殖や成長が妨げられて筋肉が減少することも考えられています。
糖尿病患者はそうでない人と比べて下肢の筋肉量、筋力、筋肉の質が低下しやすく、サルコペニア(加齢に伴う筋肉の喪失)をきたしやすいと言われています。またこのサルコペニアは、糖尿病予備軍の段階でもリスクが上昇することが明らかになっています。
運動不足も関係している
糖尿病の発症には運動不足も密接に関係しており、ウォーキングやスポーツなどの運動のほかに、日常での生活活動も含まれた身体活動量の低下も糖尿病の発症につながります。
とは言っても筋力が低下した状態で体を動かす気持ちにはなかなかなれないですし、筋肉不足で行う運動にも不安が付きます。
そこで、ピラティスが一役買ってくれるのです。
ピラティスは運動初心者さんからでも無理なく始められ、続けやすいエクササイズです。
運動不足、筋力不足の方は体力もあまり自信のない方が多いかと思います。
リフォーマーを使ったピラティスでは、鍛えたい箇所を効率的に正しいフォームでアプローチしていくことができるので、無駄な動作などが少ないエクササイズとも言えます。
各種目で色々な部位を動かし、刺激していくことでバランスよく筋力がつく=自然に正しい姿勢が身につくので疲れにくい体づくりにもつながります。つまり、日常生活を通しての身体活動量の増加も目指しやすくなるということですね。
現代では若く、スリムな方でも糖尿病になってしまう方もおられます。
痩せていればかからない、関係のない病気というわけにはいかないようです。
年を取ればとるほど、筋肉というものは萎み衰えていきます。
今から筋力を鍛えておくことは、将来的にみても価値のある投資と言えますね。
楽しく、続けられる運動で未来の自分を守っていきましょう。
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