冷え性対策に

これから来る寒ーい冬。特に新潟は雪が降る期間も長く、冷え性をお持ちの方は本当に辛い時期に入っていきますね。冬以外にも、年中引き起こすこともある冷え性ですが、冷え性はただ不快なだけでなく、別の不調も引き起こしやすいといわれています。「最近、疲れが取れない」や「風邪をひきやすくなったように感じる」のなら、冷え対策が必要なときかもしれません。

目次

「体質」で済ませない!冷え性は病気へとつながります

よく、「体質が、冷え性なんです」とおっしゃる方いますよね。冷え性が体質というのは大きな勘違いです。運動をしない、乱れた食生活、基礎代謝の低下、ストレス、自律神経の乱れなど、生活習慣の積み重ねで引き起こされるものなんです。

一口に冷え性といっても、冷える部位によっていくつかのタイプに分かれます。

骨格のゆがみや筋肉量の低下が原因となる下半身型

運動不足や栄養不足、自律神経の乱れから起こりやすく、慢性的な肩凝りや頭痛を同時に抱えている方も多い四肢末端型

副交感神経の働きが過剰であるのが主な原因でなる内臓型

さまざまな要因が重なって起こるほか、甲状腺機能低下症が原因になっている場合もある全身型
(心配な場合にはお医者さんへ受診しましょう)

冷えは万病のもと

身体の冷えは、内臓や脳の機能低下をもたらし様々な不調をひきおこすとといわれています。「冷えは万病のもと」といわれるのは、このためです。

冷え性を抱えていると、下痢や便秘、頭痛、肩凝りなどさまざまなトラブルが起こりやすくなります。機能低下が慢性化すれば、心筋梗塞や脳梗塞といった高リスクの病気まで引き起こしかねません。 また、体温が低いことでガン細胞が活発になり、増殖しやすくなるためガンを発症しやすいとも言われています。
たかが冷えと放置せず、なるべく早く、対策に取り組むのがおすすめです。 

冷え性対策にはピラティスがおすすめ

冷え性の対策には、ピラティスが向いているといわれています。冷え性の大きな要因になる筋肉量の低下には、運動習慣を身に付けることが重要です。しかし、慢性的な運動不足の場合、いきなり運動を始めてはきつくて続かなかったり、けがをしたりしかねません

その点、ピラティスは元々リハビリのために考案されたエクササイズです。 日ごろから身体を動かしていない方でも、楽しく取り組みやすいでしょう。 ピラティスには以下のような効果が期待できます。

  • 筋肉の強化
  • 姿勢や骨格のゆがみケア
  • 深いリラックス効果
  • 自律神経を整える

筋肉量の低下のみならず、身体のゆがみやストレスなど、ピラティスは幅広く冷え性対策に役立つでしょう。

他にも取り入れていきたい生活習慣をいくつか挙げていきます。

運動習慣を付ける

運動習慣を身に付け、筋肉量の低下を防ぐことで、基礎代謝の維持および向上につながります。 熱を作りやすく、かつ血液循環がスムーズな身体づくりをすることは、冷え性の根本的な予防と改善に必要です。 

自宅でできる簡単なストレッチや筋トレ程度でも効果は得られます。 「いつでもどこでもできる運動だとかえって続かない」とお悩みの場合には、スタジオやジムに通うのもおすすめです。 

食事の栄養バランスに気を付ける

食事は栄養バランスを気に掛けて、特にたんぱく質(消化時に熱を生む)や鉄分(血液の材料)は積極的な摂取を心掛けましょう。そのほかでは身体を温める成分が含まれた、以下のようなスパイスを取り入れるのもおすすめです。

  • トウガラシ(カプサイシン)
  • 生ショウガ(ジンゲロール)

脂質過多の食事をしている方をはじめ、「血液がドロドロになっていそう……」と不安な場合には、血管を拡張する成分が含まれた食べ物や飲み物もおすすめです。

  • 根菜類(ビタミンE)
  • タマネギ、ネギ(アリシン)
  • ココア(ポリフェノール、テオブロミン)

また、暴食や逆に欠食、冷えた食品ばかり食べるといったことは避けましょう。

お菓子やアルコールは控えめに

お菓子やお酒は控えめにしましょう。糖分や脂肪分、アルコールの過剰摂取は中性脂肪を増やし、血行不良の原因になることがあるためです。

特に基礎代謝が低下している場合、必要なエネルギー量が減るため、過剰摂取が起こりやすくなります。 「食事量はあまり変わらないのに太るようになった」と感じているのなら、お菓子やお酒はもちろん、普段の食事も過多になっていないかを気に掛けてみましょう。 

身体を締め付けない衣類を着用する

衣類による締め付けは血行不良の原因となり、冷えにつながります。少なくとも自宅でのリラックス時や就寝時に着用するのは下着を含め、ゆったりとしたものにするのがおすすめです。

また、十分な防暑や防寒をしていない場合、自律神経への負荷が大きく、体温調節機能を狂わせる原因になり得ます。季節に合った服装を心掛けることが大切です。例えば夏には、通気性や吸湿性が高い衣類を選んだり、屋外と屋内の気温に合わせて着脱できるようにしたりするとよいでしょう。

湯船にゆっくりつかり身体を温める

冷えを予防・改善したいのであれば、シャワーで済ませず、湯船にゆっくりとつかる習慣を付けましょう。全身を芯から温めることが大切なので、 湯温はぬるめ(38度~40度)、湯量は肩までたっぷり、入浴時間は15分~20分がおすすめです。ぬるめのお湯での入浴はストレスの緩和も期待できるため、自律神経のケアにもよいでしょう。

良質な睡眠を取るよう心掛ける

睡眠は時間を十分確保するだけでなく、質にも気を配りましょう。睡眠量や質を高めることで、自律神経の乱れを妨げます。

睡眠の質を高める方法はさまざまですが、まずは就寝および起床時間をなるべく一定にしましょう。 その上でリラックスしやすい室温や寝具、衣類などを整えるとよいでしょう。

これらのことを普段から気をつけ、冷えに負けない体づくりをしていきたいですね。



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