正しい身体の動かし方

今回は、そういえば正しい身体の動かし方って習ったことないよね?ってお話をします。

スポーツの習い事や部活などで、そのスポーツをするために必要だったり重要になる身体の動かし方を習うことはありますね。また、そのスポーツをする上で強化したい筋肉のトレーニングなどを行うことがあると思います。

それ以外の日常生活でも常に私たちは体を動かしながら生きていますが……その動作って正しい力の入れ方で、正しい筋肉の使い方でしょうか?きっと多くの人は教わったこともないですし、正しいかどうかなんて気にしたこともないですよね。

さて、私たち人間は歳を重ねるにつれ、腰、膝、肩…と身体のいろいろな部分に不調を抱える人が増えていきます。
それは歳だから仕方ないのではなく、正しい身体の使い方ができないまま、歳を重ねていったことが原因なのではないでしょうか。

身体には構造上、動かしやすい部分とそうでない部分があり、無意識のうちに楽な動きを繰り返してきた結果、過度に使い過ぎてしまった部位が傷んでしまい不調として出てきてしまいます。
こういったことにならないための効率の良い、全体的に負担を分散できる身体の動かし方を、私たちは学ぶことなく大人になっていきます。するとどうでしょう。子供の頃や若い時はそれでも問題は起きずに自由に体を動かせたかもしれませんが、歳を重ねるにつれ筋肉の萎縮が始まったり、靭帯や軟骨、骨も弱くなったりと、同じようなわけにはいかなくなってしまいます。毎日の間違った身体の動かし方で身体に痛みが出てしまい、動きにも滑らかさがなくなっていってしまいます。使ってこなかった部分は使おうと意識しなければこの先もずっと使われないでしょう。

今まで使ってこなかった部分を使えるようにして、過剰に使い過ぎていたところの負担を分散させる
これが叶えば全身はかなり変わるのがもうお分かりですよね。

ピラティスのレッスンを受けにこられる方からよく、「普段しない動きだから難しい」という声をお聞きします。
まさにそれが、普段使えていない部分を使っている!!!という嬉しいお言葉なんです。

50分間のレッスンで様々な動きを身体にインプットしていきます。初めは難しいかもしれません、できてないなーと思われるかもしれません。でもそれでいいんです。しっかり脳も使いながら身体に感覚を入れていくことで2回目知らぬ間にもっとできるようになっていたり、もっと呼吸を深めながらやることができたりしていきます。
つまり体がしっかり運動を学習しているんですね。とっても面白いです。
使い方を覚えた身体は日常にも反映してくれます。結果的にこの先まだまだ長い間お世話になる体を正しい使い方で使えるようになっていきますよということです。

身体の正しい動かし方を覚え、人生100年時代を心身ともに健康で生き抜いていくのに、ピラティスってとっても役に立つものなんだろうなぁ…なんて思います。

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