身体が柔らかくなくて何が悪いの?
子供の頃はもっと柔らかかったのに、年々身体が硬くなっていくなぁと感じることってありますよね。そんなナチュラルに皆さんが感じる現象ですが、放っておくと結構な損しちゃってるかもしれません。
怪我をしやすくなってしまう🏥
身体の柔らかさというと、筋肉の柔軟性が作り出しているものですが、筋肉が硬くこわばってしまうと運動時にケガをしやすくなります。健康づくりのために始めた運動で怪我をしてしまっては本末転倒ですよね。足をよく挫いてしまうのも、身体の硬さがアンバランスなクセを作り起こしてしまうことでもあります。
知らぬ間に肥満体質に😰
身体の柔軟性のなさは、血液循環にも影響します。 血流が悪くなることで、脂肪を燃焼させる為に必要な酸素が十分に補給されず、脂肪が燃えにくい体になります。むくみや冷えを生じる原因にもなります。また、筋肉が固い状態で思いっきり体を動かすと、どこかが痛くなったり後日辛い症状が出たりすることもあり、体を動かす機会そのものを作らなくなっていきますよね。すると当然筋力が落ち、基礎代謝が下がりさらに肥満へ導かれ運動から遠ざかってしまいます。
疲れやすい、疲れが取れにくい体質に🛌
柔らかい人は関節が動く幅が広いので、最小限の労力で体を動かす事ができます。
体が硬い人は関節が動く幅が狭いので、同じ動きでも他の部位も使うことになり大きな労力が必要になってしまい、すぐに疲れやすくなります。
また、筋肉が硬くなると、その中を通る血管は押しつぶされ、血流が阻害されます。血流が悪くなると、栄養が補給されないばかりか、疲労物質が排出されず、疲れの取れにくい体になっていきます。そして疲労物質が蓄積していくと、腰痛や肩こりを生じ、心筋梗塞や動脈硬化の原因にもなってしまいます。
姿勢にも影響👫
背中や腰、首の筋肉が硬くなると、姿勢が悪化し、慢性的な痛みの原因になります。デスクワークの多い現代人に多い、巻き肩やストレートネック、猫背、反り腰、ぽっこりお腹、前ももの張りなど見た目の悩みに挙げられるあらゆることの原因も生み出されます。
身体を硬いまま放置していると、最悪の場合病気まで引き起こしてしまうという怖いお話までありましたが、身体の柔軟性の大切さを再確認できました。逆にいうと身体の柔軟性を保つことでたくさんの得があるということでもありますね。
ピラティスではただの物理的、解剖学的な柔軟運動ではなく、普段しない動きを意識的に行うことによる脳への作用からも全身の柔軟性を引き出していくという脳科学も組み込まれたおもしろさがあります。ぜひ皆さんの健康習慣に取り入れていただきたいおすすめのエクササイズです。
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