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ピラティスとヨガの違い
よく、ピラティスとはヨガのようなもの……と表現されることがありますが実は成り立った目的から効果、体の動かし方、呼吸法などが異なるふたつだったんですよ😲
この違いについてお話していきたいと思います。
目的と効果
ヨガは心身の統一や安定、集中力の向上を目的としており、心と身体のつながりを重視しています。元々は健康法としてではなく精神の安定を重視した修行法として用いられたことが始まりだとされています。
一方ピラティスは、全身の筋力のトーンアップや柔軟性、姿勢改善、体幹の強化、バランスの向上を目的としています。開発者であるジョセフ・ピラティス氏が自身の病気をきっかけに、ヨガをはじめ様々なスポーツなどを参考にしてつくられたもので、そこから戦争中の負傷兵士に対するリハビリを目的に発展させていきました。
身体の動かし方
ヨガはポーズと静止がベースで、呼吸と共に筋肉のストレッチを行います。
ピラティスは動き(ムーブメント)がベースで、ゆったりとしたしなやかな動きで適度な負荷をかけたエクササイズを繰り返します。
呼吸法
ヨガは腹式呼吸を使います。口から空気をすべて出し切った後、鼻から息を吸ってお腹を膨らませるように空気を入れていきます。副交感神経が優位になります。
ピラティスは胸式呼吸を用いて、正しい姿勢のまま、胸と背中にかけて膨らませるように鼻から息を吸います。
息を吐くときは吸った時の時間の倍かけて吐き出します。こちらでは交感神経が活発になるためリフレッシュにつながる他、筋肉に適度な緊張感を与えます。
このような違いを持つヨガとピラティスですが、初めてのピラティスを経験していただくと、ヨガとはまた違った効果や、身体の劇的な変化を感じていただけるはずです☺️
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